2015-01-01から1年間の記事一覧

トケコミ20周年シンポジウムを終えて

12月12日のコミュニケーション学部開設20周年記念シンポジウムの備忘録。 客観世界は存在しない。主観世界は交流し、影響し合う。(ドミニク・チェン) 個人が作りソーシャルメディアにアップロードされた情報やプレイリストが多くの人に見聞きされ利用され…

100回の同一事件と100個の同種事件の弁別不可能性

1つの事件を100回聞くのと、同種の異なる事件を100個聞くことの区別が人間はそもそもできない(まだできるようになっていない)のではないか 。 これが明治大学で開催された社会情報学会のシンポジウムでの認知科学者 鈴木宏昭氏の発言で最も記憶に残ったも…

『デジタルの際』鼎談

1つの章を担当した『デジタルの際』という本が昨年末に出版された。「集合性」⇔「個別性」、「情報」⇔「物質」という2軸で情報社会の様相に迫る企画である。2軸で作られた4象限が4部となり、各2章合計8章という構成。編集担当は河島茂生さん。デジタルの際―…