11月30日にサービスコンセプトが「多拠点生活」から「多拠点コミュニティ」に変わった「ADDress」というサービスがあります(あれ、Titleタグの変更はまだ?)。 ADDress【公式】| 地域の人と出会える二拠点生活・多拠点生活プラットフォーム 簡単に僕なりに…
インターネットが社会にもたらす影響を(SNSだけじゃなくて)広く知るためにこんなラインナップで行くつもりです。副読本も含む。2期は未定の部分もあります。それぞれ1冊まるまる読むわけではありません。 情報の量と質 Sinan Aral, HBR, Fake News論文 竹内…
新年あけましておめでとうございます。 紙の年賀状を送った数は30を下回り、その宛先は紙じゃないと連絡を取れない先輩方、そしてほとんど会うことはなくなってしまったが一時苦楽をともにした人たちという感じになった。逆に今でもFacebookなどのオンライン…
「ソーシャルメディア論」の期末レポートとも関係し(本日採点終了)、自分が書いている論文とも関連して、Hargittai & Micheli (2019)で、彼女たちがどうInternet Skillを考えているかを備忘的に。書籍としてはこちら。 https://www.oii.ox.ac.uk/research/…
SBクリエイティブから取材を受け、渡邉さんに記事にしてもらいました。服装からわかるとおり取材は寒い時期でしたが、今般の事情から3月近くたっての公開となりました。ちょうど『ソーシャルメディア四半世紀』刊行から2年。 校正時に昨今のSNSいじめから自…
担当している「ソーシャルメディア論」について。リアルタイム双方向スタイルの講義をZOOMでやっています。リアルタイムをやっているのはオンデマンド動画は作った後見直して気になった箇所があり、作り直すととてつもない時間がとられるから。つまり主に教…
所属学部の教員メーリングリストへの4月8日投稿を改変して公開。ゼミ編です。学生は6名から14名と少数。使用アプリはZOOMのミーティング(100名までの同時双方向接続)。ハードウェアはMacBook Pro。 ■学生の接続まで ここでZOOMなどのウェブ会議システムと…
今年度接触した平均的な文科系大学生と思われる人たちに見られた変化などを備忘的に書いておく。 1年生の自己紹介で「趣味はYouTubeを見ることです」という人たちが出てきた。私たちが今行っているモバイル動画視聴の調査研究でも明らかなように、音楽とプロ…
デジタルマーケティングを扱うウェブメディアへ寄稿しました。機械同士のコミュニケーションは大量高速はありだけど、人間の場合はそうもいかないんじゃないのという話です。 digiday.jp
www.journalism.org 雑記です。 2016年から2017年にかけて、ソーシャルメディア(経由)でのニュース閲読/視聴は、50歳以上、非白人、学士を持っていない人で増加。非学士で69%なのでかなりのカバー率。2015以降はアルゴリズムとか良くわかっていない層が増…
Smartphone Unit Shipmentは15億台弱で、2016年の対前年成長は3%まで低下(p.7) Smartphone Installed Baseは28億台。対前年12%(p.8) アメリカでのDesktop/LaptopのTime Spentは変わらず1日2.2時間。Mobileは伸び、3.1時間(p.9) Adblock Penetration Germany …
教えてもらったスマートフォン向け動画広告の話を他のブログで書きました。 企業のマーケティング活動で、「ウェブを用いるのは当たり前」という感覚は若い人ほど強く持っているはずです。NHK放送文化研究所による「日本人とテレビ・2015」調査(対象は16歳…
年間30回のうち6回は知識習得を目的として下記の論考を読むことにします。理解すべきキーワード5つの説明・定義と800字の要約を各人が作って紙で人数分持参すること。 第1回:インターネットと情報の量と質 『99.996%はスルー 進化と脳の情報学』 竹内薫・丸…
12月12日のコミュニケーション学部開設20周年記念シンポジウムの備忘録。 客観世界は存在しない。主観世界は交流し、影響し合う。(ドミニク・チェン) 個人が作りソーシャルメディアにアップロードされた情報やプレイリストが多くの人に見聞きされ利用され…
1つの事件を100回聞くのと、同種の異なる事件を100個聞くことの区別が人間はそもそもできない(まだできるようになっていない)のではないか 。 これが明治大学で開催された社会情報学会のシンポジウムでの認知科学者 鈴木宏昭氏の発言で最も記憶に残ったも…
1つの章を担当した『デジタルの際』という本が昨年末に出版された。「集合性」⇔「個別性」、「情報」⇔「物質」という2軸で情報社会の様相に迫る企画である。2軸で作られた4象限が4部となり、各2章合計8章という構成。編集担当は河島茂生さん。デジタルの際―…
草思社の三田真美さんより恵贈の1冊。原題は"It's complicated" (2014). 「ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの」との日本語副題にあるように、ティーンのソーシャルメディア利用についての研究結果で、それは大人たちに見えているようには、あるいは…
前回のブログで書いたように、大学では「ネットワーク・コミュニケーション論」を担当している。アーキテクチャという概念をたよりに複数のウェブサービスを分析し、要素技術やサービスのもつ機能、あるいは接続デバイスによって私たちのコミュニケーション…
勤務先のコミュニケーション学部が持っているブログに書きました。 トケコミブログ: ネットでのコミュニケーションを考える授業想定読者は高校生ですが、私の授業でとった「大学生のウェブサービス/アプリ利用状況」の簡単なアンケートの結果が載っています…
先日PewがSocial Media and the ‘Spiral of Silence’というレポートを発表した。米メディアでは話題になっているこのレポートのタイトルの「沈黙の螺旋」とは、自分の主として政治的な意見が自分のまわりの人びとと異なると判断された時に人はそれを表明しな…
つながりを煽られる子どもたち――ネット依存といじめ問題を考える (岩波ブックレット)作者: 土井隆義出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/06/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る学生に紹介した手前、自分も手に取り、喫茶店で…
新聞の定期購読をやめたのは、たぶん07年のどこかだったと思う。その後も週末のみ紙の新聞は購入して読んでいたし、大学図書館などで読むこともあった。それでも紙の新聞(毎日新聞)が毎日宅配されるというのはやはり違う。毎日新聞にしたのは、もっともペ…
先般、『コミュニケーション学がわかるブックガイド』という本を28人で書いたということはお知らせしましたが、それについての関連ブログポストがいくつかあるのでご紹介。 引用文献の分析からわかること 柴内教授による分析その1(採用文献間の引用の分析…
たしか2006年7月にグリーの荒木英士さんにゲスト講師に来てもらった時のことだと思う。「もうSFCのキャンパスでもmixiのオレンジ色の画面ばかりなんですよ」と荒木さんが言うので、「じゃあ、一定期間その人のページを訪問することがなければ、自動的に友人…
本を書きました。コミュニケーション学がわかるブックガイド作者: 東京経済大学コミュニケーション学部出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2014/02/12メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る(このページ↑をシェアしてい…
無線電信の実用化に成功したマルコーニは翌1896年にイギリスでマルコーニ無線会社を設立した。ラジオ無線産業化のはじまりである。メディアの生成―アメリカ・ラジオの動態史作者: 水越伸出版社/メーカー: 同文舘出版発売日: 1993/03メディア: 単行本購入: 1…
もう東京は終わってしまったけれど。http://km2013.jp/highlight.html 3度近くまで行き、諸事情で辿り着けなかったクレラ−・ミューラー美術館。そのコレクションをほんの少しだけ東京で見ることができた。スーラよりもシニャックがいいなー、というのと、モ…
木村忠正が2012年に出した『デジタルネイティブの時代』という本がある。デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)作者: 木村忠正出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2012/11/17メディア: 新書 クリック: 11回この商品を含む…
あまりにご無沙汰していましたので、ささっと書いてアップしてみます。「それなりに」とか曖昧な表現が多いのは勘弁して下さい。 うちのゼミはインターネット・コミュニケーションを、特にウェブサービスやマーケティングとの絡みで研究するところ。かつては…
日本のTwitter利用に関する調査を始めている。それで「Twitterはソーシャルメディアというよりも、ニュースメディアである」という通説とは異なる研究がないかなと頭の片隅に入れながら、芋づるで論文を読んでいったらこういう研究に出会った。 Cultural Dim…